【還暦記念ツーリング。本州・四国の旅】(第41回)
「第十日。七月二十三日(火 )はれ、青空 」 

 

起床七時。朝の行。読書。荷物をまとめ、バイクに積み込む。

出発、八時三十七分。一路、北海道湯淺家発祥の地阿南市へと向かふ。「いよいよ御先祖様の地に行くのか・・・」大いなる心の高鳴り・・・

 

福井総合センターで話を聞く。十時三分~十一時二十五分。「還暦を記念して、北海道からオートバイで北海道
湯淺家発祥の地を探しに来ました」館長さん初め皆驚きをる。実に親切に話を聞いたり資料を探したりしてくれる。ありがたし。壁を見ると、歴代館長の写真が掲示されてゐる。「湯淺」姓が二人ゐる。「ひょっとして俺の御先祖様かもしれないなあ」とつくづく眺める。ここが紛れもなく我々湯淺家先祖の地であることをしみじみと実感する。冷えた麦茶と冷たいジュースを御馳走になる。人の情けが身に沁みる。